「身の丈」起業のすすめを読んで

 

お客様に育てられる

・企業価値を作るのは、お金を払ってくれるお客様である。起業家の理念を共有し、多少の間違いは許容し、それでいて厳しく鍛えてくれ、なおかつお金を払ってくれるお客様が見つかることは、とても重要であり、うれしい出来事である。

 

長い間会社をやっていると、だんだん大胆になってくる。多少の困難に遭っても、乗り越えられない困難はそうそうはない、ということを身をもって知るようになる。一見根拠のない自信に見えるが、この「根拠のない自信」が意外と良い。走り続けていることにある種の陶酔感を感じ、「ランナーズ・ハイ」の境地に突入する。そうなるとしめたものである。しかし、起業家初期の頃は、あくまで安全運転に徹するべきである。安易に規模を拡大しないことをおすすめする。人間には、常にその時々の能力の限界がある。能力の限界は少しずつストレスを与えることによって広がっていくものであるが、いきなり能力の限界を超えたことをやろうとしても、自分がつぶれるだけである。足元をよく見つめて、いきなり無茶をしないことが肝要である。