「身の丈」起業のすすめを読んで

 

リスクを減らす準備・モデルを見つける(メンターを見つける)

起業すると様々な危機に見舞われることもある。売上不振、経費の膨張、資金繰りの危機など、数々の危機を体験することになる。こういった危機を乗り越えるために、きちんと準備をしてリスクを減らしておく必要はあるだろう。そうすれば、多少の危機が訪れても、何とか持ちこたえることができる。

きちんと準備をするためには、誰かを師匠に見立て、モデルを見つけることが必要である。

 

起業家は、我が道をいく唯我独尊タイプが多いと思われるが、誰かに憧れ、その人のようになりたいと思って努力することで、向上心やモチベーションが保たれる。

 

起業したいが、何をやったらいいかわからない場合も、まずはモデルとする人のマネをすることがおすすめである。起業とは、何か特殊なニッチな事業を開始することで、誰のマネもしないようなイメージがあるが、実際には既存のアイデアの新しい組み合わせである。必ずしも100%オリジナルである必要はない。モデルのマネをするうちに、自分なりのオリジナリティ・工夫が生まれてくる。

 

モデルは、長い間同じ相手である必要はない。成長に合わせて別の新しいモデルを探せばよい。

起業しても、残念ながらうまくいかないことは、よくあることである。失敗したときにどうするかを考えておくのも、起業前の大切な準備の一つである。

 

起業に失敗した後で、もう一度サラリーマンに戻るのもよくある話である。世の中には、社長として企業に失敗したその経験を活かせる職場は、たくさんある。いったんそういった職場に戻って、再度企業の準備をするのも一つ考えられる戦略である。

 

起業に失敗してサラリーマンに戻る他には、コンサルタントとして生計を立てるパターンもある。サラリーマンでもコンサルタントでも、大事なことは何をもって報酬を得るのか、そのためのスキルを確立しておくことである。

 

起業家として成功するようなタイプの人は、サラリーマンとしてもコンサルタントとしても、引く手あまただと考えられる。であるなら、サラリーマンとして引く手あまたになるにはどうしたらよいか、どのようなスキルを磨いたらいいのかを考え、それに向かって努力することは、サラリーマンとしての就業機会を得ることだけではなく、起業家としての成功確率を高めることにもつながり、仮に企業に失敗したときにも生活の保障として活きてくる。

 

起業を志す人は、サラリーマンとして現在やっていることを軽視しがちであるが、サラリーマンとして成功し、手堅い収入源を確保しておくこと(手に職をつけておくこと)が、起業家の人生設計の中で実は大切なことである。