経営判断の基準

魂から発する信念、魂に基づいて発現する意志に基準を置きます。

状況がどうであれ、常に自分の魂に接しながら、人間として何が正しいのか、世の中の摂理に合っているのか、宇宙の摂理に合致しているかどうかに基準を求めるのです。

本能心、つまり自分をはるかに超えた魂の言葉に耳を傾ける。

人間として何が正しいのかということに基準を求めようとする。

これは、「利他」です。他を利するという心であり、愛であり、慈悲の心です。そういうものに根ざして判断をする。

経営者は、自らの哲学、理念に基づく座標軸で判断しながら、会社を経営しているわけです。

あるときには、その哲学、理念でもって、とんでもない判断をした、またある時には素晴らしい判断をした。それらの集積が、現在の結果なのです。

だとすると、経営者の持つ哲学、理念をレベルの高いものにしていかなければなりません。

そのためには、常に自分自身を高めていくことが必要です。

人格を高める、修行をするといったところですが、まさにそういうことが、経営者にとっては非常に重要なことです。

「人間として何が正しいのか」という一点に基準を置き、あらゆる経営判断を行う。

それが自分にとって、会社にとって、一時的に不利益を被ることがあっても、長い目で見れば、いい方向に導くことになります。

経営者は常に正しい判断を迫られますが、それまでどういう生き様をしてきたのか、毎日をどれくらい真剣に生きてきたのかということが問われます。

正しい判断ができるかどうか、それによって会社を永続的発展に導けるかどうかは、経営者の心のあり方によって決まるのです。

経営をするにあたって大事なこと

自分自身の考え方にしっかりしたものを持っていることです。

自分として確たるものを持っている。心の中に座標軸を持っている。そういうことが大事です。

物事を判断する時に一番大事なのは、自分自身であり、基準になる尺度、ものさしをもっているかどうかということです。

基準になるものさしで、何でもそれを使って計る。これが経営をしていく上で起こり得るあらゆるケースに、正しく対応していく秘訣です。

売上を最大に、経費を最小に

経営というものは、多くのものを売り、経費をなるべくかけないようにする。

その1点でのお互いの知恵の出し合いです。

その意味で、利益というものはどうにでもなります。

経費を最小限に抑えることで、おのずからその差し引きとして利益が出てくるのです。

そう考えていけば、経営というのは、もっと伸びる可能性があるはずです。

出典「経営のこころ」